抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ペロブスカイト型化合物では陽イオン間の直接の相互作用は無視できるが,陽イオン-陰イオン間の波動関数のまじりを考える必要がある。その大きさのパラメータをλとするとき,ある値λ<sub>C</sub>を境として,λ<λ<sub>C</sub>では配位場理論が,λ<λ<sub>C</sub>ではバンド理論が有効であると考えられる。更にλ<sub>σ</sub>>λ<sub>C</sub>(λ<sub>σ</sub>はσボンドのλ)のときに陽イオンは低スピン状態になると考えられる。この考えによってLaNiO<sub>3</sub>とLaCoO<sub>3</sub>の磁気的および電気的な性質を説明することができる。LaCoO<sub>3</sub>ではλ〓λ<sub>C</sub>で,その結果λ>λ<sub>C</sub>の低スピンのCo<sup>III</sup>とλ<λ<sub>C</sub>の高スピンのCo<sup>3+</sup>とが整列して相変態をおこしていると考えられる