抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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このモニタは,正確さを犠性にすることなく迅速に汚染の発見ができるように,測定対象に対して十分な感度をもつことを意図して作られた。使用目的によって手のみのモニタ,手足モニタ,衣服,靴のモニタに分けて製作される。このモニタはαとβ(γ)とを同時に検出することができるようにガスロー形の検出器(127×208mm
2)を用いている。検出部は上下二つの部分から成っており,手の表面に近い側の部分はα粒子を検出するのに好都合な動作電圧がかけてあう,もう一つの部分はβ線を検出できるようになっている。手のモニタの場合は片手づつにそれぞれ4ケ(2つが手の上部,他の2つが下部)の検出器が設置され,それ以外に0効果の測定のために2台がおいてある。有効窓面積の割合は85%で,αに対する計数効率は22%,β腺に対しては44%が得られている。6台の検出器に対して必要な計数ガスは8ml/minで,ガスの不足を知らせる警報装置も付けられている。測定は計数積算方式で,フルレソジは最大許容レベルの2倍(2mpl)に対している。β線の場合は0.03μCi/cm
2(
90Sr),α線の場合は10
-3μCi/m
2がそれぞれ1mplに対応する。警報レベルは0.5~1mplの間に設定され,測定時間は計数の統計的変動を考慮して1~20sの間にとられ,時間は1s単位で設定が可能になっている。測定に当っての計数値の統計的変動についても言及されている;図10参3