抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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未熟の果実中には相当量のガスが含まれており,その20%は酸素である。酸素から,放射線によってオゾンを生じ,これが,果実組織を一層害するであろうと考えられる。しかし,無気的にしてしまうと病害に対する抵抗性がおちる。そこで,バートレット洋梨のガス交換の速度を研究した。果実内のガスの出入はきわめて速く,果実の熟度にあまり関係しない。300kradのγ線照射や30°Cに温度をあげると,エチレンの生成は促進される。窒素ガスをフラッシュするとエチレンの生成は阻害される。このようにした果実を空気にもどすと,照射型におけるエチレンの生成はまたはじまる。このように窒素から空気へ,空気から窒素へ移すことにより,梨のエチレン生成ははじまり,また,阻止される。こうしたことから,空気のない状態での照射は,あまり,実際的な意味をもたないと考えられる;図9参22(岡 充)