抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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一般に能動回路中に使用されている演算増幅器の利得・帯域積A
oαが無極大であると仮定して解析すると,重要であるべき周波数限界が見逃がされてしまう。そこで本文は複素極または実極を持つ全域通域関数の実現のために提案されている回路に対するA
oαが有限なる場合の効果について検討している。その結果低周波に対する制限が特に厳しくなることを見出している。具体的にはDeliyannisの回路(2次全域通過形:Feb.1969)をとり上げ,A
oαが有限なるための限界を増幅器外の素子により調整可能にするための変形を提案している;写図1参4