抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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外部の気圧変動による歯痛の発現機転の究明を目的に,イヌの下顎犬歯を用い,頬舌側の歯牙両面に窩洞を形成,温度的化学的変化を与えないように気圧,水圧による圧刺戟を加え,電気生理学的方法で,象牙芽細胞付近に微小電極を挿入,細胞近傍の電位変化と,下歯そう神経歯髄枝からの興奮を示標として実験,歯髄は圧変化により興奮を生じ,闘値は20mmHg/cm
2以上,刺戟強度が一定圧以上に達すると歯髄加圧による変化には対応しなくなる.象牙質内形成窩洞に加圧,減圧した場合には,エナメルー象牙質境界部に対する刺戟が最も有効で,象牙質か深く損傷された場合では圧負荷による反応は減少.微少電極による象牙芽細胞附近からの活動電位は特異な2成分の波を示し,これより象牙芽細胞と歯髄内神経との接合を推定.圧による象牙質内外の電位差変動は認められない.以上の点につき,歯髄の圧負荷による興奮の機転にっき考察.