抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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フーリエの数学的業績の中で,彼が築いた線形計画法の基礎について論じる。不等式に関する最初の発表が1826年で,多角形(凸型)における6本の直線の交りで示す2変数の簡単な例題であった。不等式の解析原理を,幾何,代数的解析,確率論へ応用しようとしたことが,彼の出版物からうかがえる。以後,より詳細な考え方を3変数の問題に拡張し,一般的解法を示した。そのとき既に,ある種の最適点を見出すことができる凸集合の構成を必要とするという,線形計画の本質を明確に理解している。そして非線形不等式まで手がけたかった彼の意図がよみとれるという;参13