抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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従来の(α,α)ストリッピング反応理論では,一粒子ストリッピング反応の議論を延長して,トランスファー2核子は非常に強く結合しているとする近似を用いる事が多かった.あるいは,そのような近似に疑いを持つ場合には,計算された表式を正確に用いて実験の解析を行うかである.しかし,いずれの場合にしても,2粒子ストリッピング反応の特長が,一粒子の場合にくらべて,はっきりとつかめているとは言えない.そこで,われわれは簡単な理論(平面波ボルン)及び計算例により,次のようなことを確かめた.(I)トランスファ-2核子が入射粒子内でかなり強ぐ結合しているという事,実は生成核内へも,非常に高い確率で持ちこまれる.(II)しかし,トランスファー2核子の相対運動を考慮する事は,・かなり大切な事が,放出粒子の角度分布の例で示される;図16表3参8(著者抄録)