抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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α粒子または他の重いイオンの核による弾性散乱の光学模型による計算において,相互作用の距離が小さい値の場合,断面積は光学模型ポテンシャルの変化にあまり感じないと云うことが観測されている.ここでは多くの場合についてこの効果をJWKB近似によって説明できることを指摘した.光学ポテンシャルV+iWにおいて実部Vが充分に深く,Wが充分な吸収を行なって,ある点Rbが相互作用領域に含まれるならば,動径波動関数のJWKB表示の外向波分枝は内向波に比べて無視できる.この場合r<Rbに対するポテンシャルの選択は位相シフトに影響せず,動径波動関数にRbの点で内向波境界条件を使用することは,ほぼ従来の光学模型の扱いを使うことと同等である.このような条件下では位相シフトはクーロン核および中心力ポテンシャルの結合した作用による障壁を動径波動関数が貫通することによって決定される;図4表2参14