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J-GLOBAL ID:201602003405820583   整理番号:65A0255202

土壌改良剤の凍上防止効果

著者 (2件):
資料名:
号:ページ: 69-75  発行年: 1965年 
JST資料番号: G0428A  CODEN: KKTDA   資料種別: 逐次刊行物 (A)
発行国: 日本 (JPN) 
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ポリビニールアルコール系の土壌改良剤の凍上防止効果を確かめ,その理由を明らかにした.乾燥した関東ローム(極めて凍上性)に改良剤の濃度(重量比)が0.1,0.5,1.0,2.0%になるように加えて混和し,さらに飽和にこい水を加えてよく練ったものを供試土とした.これを非風乾供試土と称する.この供試土を実験室内に放置して一旦よく乾燥したのちもみほぐし,再び水を加えてよく練ったものを風乾供試上と称する.改良剤のはたらきは土粒子の団粒化であり,一度風乾すると団粒化が促進され,かつ強固になることが知られている.凍上実験は“開式”とし気温-10°C,水温+5°Cに維持した.その結果風乾土より非風乾土のほうが凍上防止効果が著しく2%の濃度になれば凍上率がゼロになる.毛管上昇力と透水試験の結果から,非風乾の試料では団粒化の影響よりも改良剤を加えたことに基づく粘性抵抗の増大が支配的であり(団粒化がさほど進んでいないのに凍上防止効果が大きいから)風乾供試土では2%より低濃度では団粒化に基因する毛管上昇力の減少が支配的である.(透水が悪くないのに凍上防止効果があるので)しかしさらに濃度が増せば,それと共に無効量も増加するので粘性抵抗が強く利いて来て水の補給が著しく悪くなり凍上が抑制される.毛管上昇力の減少に基因する防止効果と粘性抵抗の増加による防止効果を比べれば.後者のはうがより強い影響を与える.
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