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J-GLOBAL ID:201602003413710185   整理番号:65A0240996

放射性核種の較正に用いられる秤量法の研究

A study of weighing techniques used in radionuclide standardiaztion.
著者 (3件):
資料名:
巻: 31  号:ページ: 253-261  発行年: 1964年 
JST資料番号: D0208A  ISSN: 0029-554X  CODEN: NUIMA   資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD) 
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放射能標準溶液の比放射能を絶対測定する場合に10~l00mgの溶液を秤量する必要があり,この誤差が問題になる.従来ピクノメータに入れた溶液を分取しその前後の秤量差から分取量を求めるピクノメータ法(略してピ法)と試料マウント上にデポジットした溶液の直接秤量であるが蒸発損を補正するため,重量を時間的に測定し時間ゼロに外挿する外挿法の二種が用いられているが,この両者には差が0.5%位ある.ここでは両者に従う誤差の原因を理論的,実験的に考察した.ピ法固有の誤差はピクノメータからの蒸発,滴が尖端部の外側について蒸発する損失またはスプラッシュ損であり後者は無視でき,前者は~5μg/分取である.外挿法固有のものは蒸発が滴下直後に著しいために直線外挿が不確かとなることで自動記録式天秤を使えば誤差は0.1%以内にはいるがそうでないと数10倍になる.浮力の補正はピ法の方が理論的に予測できるが外挿法では蒸発の影響があらわれ不確かな因子となる,蒸発による天秤内の温度不平衡の影響については前述の原因が組合されて現れるが天秤によってその程度が異なる.最後に60Coの試料についてピ法と外挿法の両者を行い,10mgと50mgを分取した時ピ法ではほとんど差なく外挿法では3.7%位あることを示した.結論としてピ法では誤差が0.02%位まで下りうるが外挿法では晋通の天秤を使う時1%位はあり得,前者の方が望ましい;図8表3参4(由良 治)
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