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J-GLOBAL ID：201602003443530343   整理番号：64A0273094

ファイバーボード原料の物理化学的性質(IV)原料の化学的成分の影響

著者 (2件)： 鈴木岩雄 ,  米沢保正
資料名： 不明
巻： 162  ページ： 89-110  発行年： 1964年 
JST資料番号： Z0000A  資料種別： 不明
発行国： その他 (ZZZ) 

抄録/ポイント： 湿式ハードボードの強度と原料成分のうち5%NaOH可溶部(I)との関係を検討した.脱リグニンパルプのIはキシランが主であり,ハードボードの比引張強度とIの量は直線関係を有している.Iの皮膜接着強度とIの量の積を接着(II)とし,IIと比引張強度とは正の相関があることを見出した.ヘミセルロースの重合度に対し強度は極大値を有する,脱リグニンしないパルプにおいてリグニンはヘミセルロースの接着力を妨害している。リグニンはボードの曲げ強度を低下させた.また脱リグニンしないボードの比衝撃吸収エネルギーは,Iの増加とともに増加し,リグニン量の増加によって減少した.

タイトルに関連する用語 (4件)： ファイバーボード ,  原料 ,  物理化学的性質 ,  化学