抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ドデシルアルコール-ドデシル硫酸ナトリウム,テトラデシルアルコール-テトラデシル硫酸ナトリウム,ヘキサデシルアルコール-ヘキサデシル硫酸ナトリウムのような長鎖アルコールとそれに対応するアルキル硫酸塩間の分子相互作用を錯体生成熱,DTA,IRの測定によって研究.アルコールと対応する硫酸塩の組成が異なる2種の錯体IとIIがあることが判明.前者はアルコールの融点以下の温度で安定で,硫酸塩に対するアルコールのモル比は0.53~0.63.後者はアルコールの融点以上で安定.IIの生成熱は7~8kcal/molで,これは錯体がアルコールと硫酸塩間の水素結合と同じ力によって生成することを示唆.錯体の分解によるDTA曲線のピークの温度はIIよりIの方が約10°C低く,IRの特性的吸収はIとIIでそれぞれ3,480cm
-1と3,520cm
-1で二成分間の水素結合に相当する:参12