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J-GLOBAL ID：201602003653745830   整理番号：70A0368331

ブンテ塩のラジカル重合における挙動

著者 (5件)： 角岡正弘 (大阪府大(工)) ,  藤井正敏 (大阪府大(工)) ,  安藤信也 (大阪府大(工)) ,  田中誠 (大阪府大(工)) ,  村田二郎 (大阪府大(工))
資料名： 工業化学雑誌
巻： 73  号： 4  ページ： 805-811  発行年： 1970年 
JST資料番号： F0171A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN) 

抄録/ポイント： RSSO₃Na(R=C₃H₇,C₄Hg,(CH₃)₂CH)(I)およびC₆H₅SSO₃HNC₅H₅,C₆H₅SSO₃K(II)について光および熱重合活性,重合速度などを検討.光重合において,これらのブンテ塩はABIN程度にすぐれた開始剤となり,その活性はII>I.Iのビニルモノマー重合速度は酢酸ビニル>アクリロニトリル>メタクリル酸メチル(MMA)>スチレン(St)の順.St-MMA系での重合速度はブンテ塩濃度の0.5次,モノマー濃度の1次に比例し,全活性エネルギーはE(St)=4.1,E(MMA)=3.4kcal/mol.ブンテ塩による光重合の開始はS-S結合の切断によると結論.一方,熱重合では不活性であるが,ABINを開始剤とする場合の添加効果は,Iでは影響はないが,IIでは抑制効果が認められた,連鎖移動剤としてのブンテ塩のe値は正となり求核的な攻撃を受けやすい:参20

タイトルに関連する用語 (3件)： 塩 ,  ラジカル重合 ,  挙動