抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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がん細胞の免疫学的拒絶において,リンパ球と大食球のいずれが本質的に重要であるかを明らかにするため,非特異的がん細胞であるEhrlich腹水がん細胞で免疫にされた純系DS雄性マウスから得られた腹膜細胞(大食として)とひ臓およびリンパ節細胞(リンパ球として)の移植能を同族系で研究した.免疫リンバ球の方が,がん移植免疫に重要であることが確認された.免疫大食球の機能的特異性と増加は免疫リンパ球と標的細胞間の反応の結果と推定された.生存免疫リンパ球のみ同族系においてがん移植免疫の被動性転嫁を行ない得たことより,移植された細胞は受体のリンパ組織で増殖し,免疫学的に受体の免疫球を活性化し,活性化された免疫球と協同してがん細胞の挑戦に対して受体の保護にあたると推定された:参43