抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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131I標識BSP(
131IBSP)を静注後,経時的に肝胆道系をシンチレーションカメラで撮影し,同時に血中
131IBSP消失曲線,尿中排せつ量および肝臓部体外測定により3区画モデルを用いて動態機能解析を行なった.肝疾患の形態学的診断のほかに肝の
131IBSP摂取能,排せつ速度ならびに胆道通過性などを数量的に考察することにより肝,胆道系の病変の診断および経過の判定をより有効に行ないうることがわかった.体質性黄だん,特にDubin-Johnson症候群では
131IBSP血中消失曲線において再上昇が認められず,胆道への排せつ速度と量が著しく低値であった.簡易臨床検査として
131IBSP静注後血中放射能の30分値を2分値で除した商をPercentReten-sionと称し,肝疾患鑑別に役立てた:参12