抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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5-12週令のSprague-Dawley系ラットのじん臓重量およびじん臓DNA量は体表面積当りにするとほぼ一定である.片方のじん臓を摘除すると他方のじん臓は21日後に,4-6週令のじん臓摘除時の50%増の値を示す.じん臓摘除時が6-14週令の動物では20%増に留る.残ったじん臓を体外にひき出して局部照射(1000rad)しても体重増加,じん臓DNA量増加に有意の変化をきたさないがじん臓の肥大がわずかに阻害される.じん臓をしゃへいして500rの照射を行うと体重増加,じん臓DNA量増加,じん臓摘除21日後の残ったじん臓の代償性肥大のいずれもが阻害され,全身照射500rad照射ではさらにそれが著しい.4週令の動物に食事制限を施すとより顕著な遅れが見られる.500radの全身照射後に見られる変化は,上述の指標に関して言えば,遠達性あるいは間接的作用により体重減少につづいて起るものと言える;図2表7参22(中村 彌)