抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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最近の放射線測定用螢光ガラスは,写真フィルムやその他の個人被被曝線量測定法より多くの点ですぐれているが,実用上未解決な問題点は,熱中性子に対してのみ感度がよく,中高速中性子の測定にむかないことである。いろいろな組成のガラスにつき熱中性子感度を計算と実験で求めたところかなりよく一致した。また
6Liと
10Bの量やガラス寸法が熱中性子感度におよぼす影響を計算により求めた。ガラスの速中性子感度をあげるいろいろな方法の中で,線量計着用者の身体を減速および後方散乱物質として利用することは特に興味がある。ガラスを裸のまま又はSnカプセルに入れて,ファントムの表面におき前方から炉の核分裂中性子で照射すると,rad単位の中性子線量はR単位のγ線量と同じ読みを与える。中性子スペクトルや入射方向が変ると適当な補正係数を用いねばならないが,この補正係数は各種の中性子吸収材や中性子感度は異なるがγ線感度が同じガラスを用いて得られる。SuやCdで囲った8×8×4.7mmの銀活性化螢光ガラスにつき,減速材の厚さ,入射方向,線源スペクトルを変えて実験した結果を示し,考察してある;図12表2参38