抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ォォムギ種子をX線照射し,正常にみえるM
2植物体の2.024株を無作為に選抜し,各株の子孫をM
3~M
6世代栽培し,殻粒収量,千粒重,出穂期などの量的形質の変異を調査した。M
3からM
4へは選抜を加えなかったが,M
5とM
6では正負両方向の選抜をおこなった。M
3およびM
4の分散分析では収量の平均値は約5%低くなったが,遺伝分散は無照射に比べてかなり増加したことがわかった。表現型についてのひん度分布曲線は偏っており.大部分の遺伝変異は負方向に誘発されていることを示した。M
3,M
4の系統は低収量の方向定いちじるしく偏っているが,無照射の最高収量系統をこえる系統も存在し正方向への収量変異も誘発されることが明らかとなった。ひん度分布曲線の形からきわめて多数の小突然変異が含まれているようであり.M
2での出現ひん度は大突然変異よりも小くとも50倍高いとおもわれた。収量の遺伝力は小さいが正負両方向への選抜が有効であった。たとえば無照射の選抜系統には遺伝分散がみられなかったがM
6の選抜系統にはなお多量の遺伝分散があった。M
6系統の表現型ひん度分布曲線も正方向の収量変異が選抜されたことをしめし,無照射のもっともよい系統をこえるM
6系統が存在した;図4表20参17