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J-GLOBAL ID:201602003773766548   整理番号:65A0272018

ハラジロカツオブシムシによる木材の被害と防除

著者 (3件):
資料名:
号: 14  ページ: 145-156  発行年: 1964年 
JST資料番号: G0599A  ISSN: 0559-8850  CODEN: SDNKAA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
発行国: 日本 (JPN) 
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乾魚,魚肥の害虫であるカツオブシムシ類が1963年10月東海道線舞阪駅の貨車専用プラットホームの倉庫や柱の木材に食入して,その被害は甚大であった.著者は木材の被害状態を明かにすると共に,成虫の農薬に対する抵抗性について調査し,あわせてガス剤による防除試験を行なった.木材中に生息する昆虫は鞘翅目9,双翅目1,総尾目1の計3目11種ものが採集きれたが,ハラジロカツオブシムシが最も多く87.2%であった.Barkcide油剤(γBHC2.5%,EDB25%,有機溶剤72.5%)0.05cc,0.1cc.0.2cc,0.4cc,0.5ccをそれぞれ2ccのKeroseneに稀釈して150×150×8mmのラワン板に塗市して,塗市後1,7,15日目に供試虫を放ち(成虫)残効性を調べた.薬量が多い場合残効性も高いが,薬量が少ない時は残効性も低く,15日目では極度に減少した.Barkcideによる成虫の防除効果に及ぼす影響について調査した.15°Cでは93%の死亡率を得たが,20°C以上では100%の死亡率を得た.15°Cでは木材中で死亡する個体が多かったが,20°C以上の温度では木材外に脱出する個体が多くなった.木材外に脱出する個体に対しては,処理前に接触剤を散布する必要がある.
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