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J-GLOBAL ID:201602003824645805   整理番号:65A0234767

1961~1964年間における放射性トレーサを用いたForth河ロ浚渫土捨場からの沈泥の移動調査

Silt movement investigation in the oxcars spoil ground firth of forth using radioactive tracers and.
著者 (2件):
資料名:
ページ: 1-30  発行年: 1965年 
JST資料番号: Z0000A  資料種別: 不明
記事区分: 解説  発行国: その他 (ZZZ) 
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Forth河口のドックヤードの浚渫土は,それから下流6mileの深みに捨てている。この排出された沈泥の移動を調べた。1961年8月,原子炉で放射化した46Scガラス砂20Ciを土捨場の深みに投入し,防水性シンチレーションヘッドで海底面上の放射能を測定することによってトレーサの移動を追跡した。その結果はトレーサはさらに下流へ移動することはなく,主として上流側に移動し,ドックヤード内にも一部推積することがわかった。1964年には定量的な結果を得ることを目的として,130Ciの46Scガラス砂をホッパ船内の逡渫土中に混入することによって実際の土捨作業と同じになるような投入方法をとった。海底面上のカウント値を測定する他に,側窓型に鉛しゃへいをしたシソチレーションヘッドを自重で沈泥中に貫入させることによって,ドックヤード内の垂直分布をトレーサ投入後70日目頃測定した。一方,実験室で塩化スカンジウムを点滴した紙片の13個の線源を沈泥の見掛け比重と同じCaCl2溶液(比重1.3)内に垂直方向に分布させ,上記ドックヤードのカウントの垂直分布と相似なようにした。この結果放射性トレーサは地表面近くに薄い層をなして分布しているが,地表面でのカウント値を1.8倍すれば,地表面下のトレーサを地表面にて置いた場合のカウント値になることを見出し,また地表面では毎秒1カウゾトが5×10-10Ci/ft2に相当することを実験的に求めた。この換算係数を用いて海底面上のガラス砂の分布から,1961年の実験では,深みに投入されたトレーサの7.2%,1964年では8.2%が,ドック内にもどって推積することを算出した;図19表8参6(佐藤 昭二)

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