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J-GLOBAL ID：201602003910713252   整理番号：71A0384977

異常落葉園土壌による温州ミカン異常落葉の再現と石灰の効果

著者 (2件)： 神吉久遠 (長崎総農林センター) ,  矢島邦康 (長崎総農林センター)
資料名： 園芸学会雑誌  (Journal of the Japanese Society for Horticultural Science)
巻： 39  号： 1  ページ： 1-5  発行年： 1970年 
JST資料番号： F0626A  ISSN： 0013-7626  CODEN： EGKZA9  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN) 

抄録/ポイント： 温州ミカンの異常落葉の原因と対策を明らかにするため,異常落葉園の土壌を用いてはち試験を行なった.処理は各土壌ごとに石灰無施用区と施用区を設けた.その結果,土壌の水溶性Mn含量,葉および細根のMn含量相互に相関が認められた.また,Mnは細根に著しく集積したが,Mn含量が6,500ppmをこえても細根の腐敗はまったく認められなかった.かっ色の斑点の発現と葉のMn含量との間に相関が認められた.石灰の施用による土壌pHの上昇によって水溶性Mnが減少し,樹の生長量の増加,Mn含量の低下がみられた,以上から,この異常落葉は土壌の水溶性Mnの増加に伴うMnの吸収過剰がおもな原因であり,対策としては石灰類の施用が有効と考えられる:参15

引用文献 (15件)：

• 1. ADAMS, F. A. and J. I. WEAR. 1957. Soil Sci. Soc. Amer. Proc. 21: 305-308.
• 2. 青木 朗. 1967. 名古屋大学農学部学位請求論文131-142.
• 3. BORTNER, C. E. 1935. Soil Sci. 39: 15-25.
• 4. 飯田晴夫•中間和光•石田 隆•高橋幸雄•白井敏男•岡田長久. 1966. 静岡柑試研究報告(6): 45-53.
• 5. 岩本数人•大津量男•内堀弘治•平方康夫•宮崎久哉. 1965. 熊本県試研究報告(2).

タイトルに関連する用語 (4件)： 落葉 ,  土壌 ,  温州ミカン ,  石灰