抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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高速でローターを回転させることにより融解金属を噴霧する遠心噴霧法についてその効果と技術性とを検討した.試料はPb50-Sn50の1級半田を用い,実験条件はローターの回転数5,000~20,000rpmで四段階,ノズル径0.8~1.6m/mで5段階,ローター内面の円すい頂角は70°であつた.ローター中央部附近のふん囲気温度は250°Cであった.主な結果は次のとおり.(1)粒度分布は回転数を変えることにより自由に調節できる.(2)得られた金属粉末の粒径はガス噴霧法によるものと比べてかなり一様である.(3)気体を使用しないので取得粉末の回収が容易である.(4)本研究で得た半田粉末の形状は紡錘状のものが多い.実用化の観点からはまだ問題が残されているが,この方法が融点の比較的低い金属粉末を製造する有力な方法であるという見通しを得ることが出来た.