抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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1961年のBartholomewによるレビュー以後の発展を,中性子捕獲反応の機構に関する実験的,理論的研究にしぼって総括する。反応機構は複合核過程,直接捕獲過程,準直接過程の三種に大別できる。実験技術としては熱中性子領域からほぼ15MeVの中性子による捕獲反応に伴うガンマ線を測定することが可能になっている。共鳴領域においてはGe(Li)検出器を用いて高分解能スペクトルが得られている。その結果としてeV領域の中性子による直接(ポテンシャル)捕獲過程の存在が実験的に検証された。5MeV以上の中性子による捕獲反応についてはいくつかの核において準直接過程,もしくは集団捕獲過程にもとづいた理論によっ良い一致が得られている。熱中性子領域から数MeV中性子による中性子捕獲に見出された特異なバンプについては定量的には説明されていないが(d,pγ)反応との類似が見出されており単純な捕獲準位の崩壊から生ずるものと思われる(末広輝男);写図27参80