抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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鎖状ポリオレワィン分子に極性基を導入し染色性を改善することを目的とし,ポリエチレンおよびポリプロピレン繊維に二酸化いおう中でγ線を照射した。被照射試料について染色試験を行なった結果,塩基性染料,分散染料に対して顕著な染色性の向上が認められた。以上の処理において二酸化いおう(気体)の圧力は高いほど効果があり,また液体二酸化いおう中の照射も効果が大きい。二酸化いおう中に酸素が共存すると効果は増大する。上述の処理によって繊維の機械的性質はほとんど損われない。また繊維のほかフィルムなどに対しても有効である。赤外スペクトルにより被照射試料に-SO
3Hの吸収を認めた。γ線照射によりポリオレフィン分子上に活性点を生じ,これがSO
2と反応して-SO
2Hが導入され,酸化により-SO
3Hとなるものと思われる;図2表1参5(著者抄録)