抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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キチンはセルロースビスコースと同じ調製条件では均一なビスコースができず,キチンのビスコース化反応の条件を種々検討.凍結法を採用してミセル構造をこわしてキチンのアルカリによる脱アセチル化をできるだけ防ぐとともにキサントゲン化の反応性をよくし,均一なキチンビスコースを調製することに成功した.このキチンビスコースを用いて,改良された紡糸条件下で良好なキチン繊維およびセルロースーキチン混合繊維を得ることができた.キチンの含有量が3%程度でピスコース繊維は麻様の感触を与え,染色性もキチン含有量の増加とともに良好になった:参30