抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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組織より抽出される細胞分裂抑制物質コルニン(I)のウイルス増殖に及ぼす影響を調べた結果,ウシ角膜より抽出したIは,in vitroでヘルペスウイルスの増殖を抑制するが,マウスにインターフェロン産生を誘起する効果はなかった.Iは細胞のDNA合成を抑制し,RNA合成をわずかに抑制したが,たんぱく合成を抑制しなかった.in vitroでほ乳動物細胞のDNA合成に及ぼすIの抑制効果は,0.5%濃度で,24時間
3H-チミジンの取込みを測った場合,30%から50%であった.この抑制効果は数時間で次第に失われてゆき,細胞の増殖は回復してくるが,細胞によって回復の程度に差が見られた.これらの原因について検討した:参46