抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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各年齢の正常ブタおよび新生児黄だん症経歴母ブタの血清中の血液型抗体の種類を分析し,自然抗体の存在状況および免疫による抗体産生の難易性を産生要因との関係から検討した.ブタコレラワクチン(I)無接種の若齢ブタ血清中にanti-A(II)のみが存在し,その抗体価,所有率は年齢の上昇,Iの接種などで高くなる.Iの接種を受けていると場ブタおよび経産雌ブタ,新生児黄だん症経歴母ブタの血清中にII以外にE,Fシステムの抗体が多く,特にanti-Eaの頻度が高かった.抗体価はと場ブタより経産雌ブタ,新生児黄たん症経歴母ブタの方がはるかに高かった.また,E,Fシステムの抗体が産生され易いことは,同種血球による免疫成績からも確認された.と場ブタ2例の血清中にAシステムの抗体であるanti-Oが完全凝集素の形で見られたが,その抗体価は1~2倍希釈程度であった:参12