抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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N-(α-メチルベンジル)リノールアミド(MBLA)異性体のアミド結合の酵素的加水分解の試験管内の研究の結果について述べた.DL-MBLAのアミド結合をラットの肝臓ホモジネートで加水分解した.腸液と胃液に擬した液での初期実験ではアミド結合の開裂を示さず,しかもアミド結合は酸性またはアルカリ性培地のどちらも加水分解しなかった.アミド結合の酵素的加水分解の速度はL-,DL-,D-MBLAの序列で著しく異なっていた.生物学的力価の序列は加水分解速度の序列と逆であるから,MBLA異性体のコレステリン低下の力価が異性体の代謝速度と代謝運命の差異に依存しているとの仮定は合理的である.酵素活性は小腸とじん臓でもみられたが,肝臓ほど高くはなかつた.酵素反応の至適pHは0.05M緩衝液で9.2であった:参6