抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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鮮明な色調を有し,染着性,堅ろうともにするぐれた1:2型金属錯塩染料を得るための一試法として染料母体にけい光を有する基を導入した.けい光を有する基として2・2′(R)
2-4・4′-ジアミ・ノスチルベン[R=SO
3Na,SO
2NH
2],3・6-ジアミノカルバゾール,染料母体として3・4・6-(R
1)(R
2)(R
3)C
6H
2N=NC
10IH
6(NH
2)-2′[R
1-H,SO
2NH
2;R
2=H,NO
2;R
3=OH,OC
2]を合成し,けい光鮪する基1モルと染料母体2モルを塩化シアヌルによって縮合連結した.つぎにこれらを当量のクロム,コバルトの塩と処理して,それぞれの1:2型金属錯塩染料を合成し,分散染色法でアミラン,ビニロンを染色した.染着性.堅ろう度は対応する1:2型錯塩染料と同等であった.染色布の色調の鮮明度を検討するため反射スペクトルを測定し,刺激純度を測定し比較した結果,いずれも対応する1:2型錯度染料よりも大きな値を示した.このことからけい光を有する基を導入することにより鮮明度は向上したと考えられる.