抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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銅よりも貴な電位をもつ金,銀および白金が鋼陽極中に含有された際の陽極電位の変化を検討した.これらの金属の固溶により,銅陽極電位は低下の傾向を示す.電流密度が大きいほど,電解温度が低いほどこの傾向は著しい.その原因はこれら金属の固溶により結晶格子が膨らみ陽極電解の際活性化分極が小さくなるためとおもわれる.しかし電解時間が長くなったり,これら貴金属含有量が多くなれば,陽極表面に蓄積するスライムの影響で陽極電位は高くなる.