抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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1軸に関して回転対称で,その軸に垂直な平面に関しても面対称であるような磁場を利用したβ線分光計に冷いて,大きな分散を得るためには,線源とコレクターのなす角を2π以上にする必要がある。線源およびコレクターは定常的円軌道からずらすことが望ましい。著者はその場合の像の位置表示を磁場を2次の頃まで考慮して摂動法で求め,π√2型分光計の場合と同じ設計基準,すなわち場の係数のうち1次の頃のαと2次の頃βとの間にβ=-(3+7α)/4およびβ=-(1+5α)/4の関係がある場合の開口収差,線源の高さに起因した収差,分散などの表式を与え数値解を求め,ついで上記諸量を磁場を4次の頃まで考慮して電子計算機で計算した。ただし分散が大きいという理由でβ=-(1+5α)/4の場合のみについて,また,軸のまわりの角2π当りの軸方向の振動数l=3,5の場合について計算されている。この高分散の分光計とπ√2型のそれを比較すると,共に同様な電子幾何学的性質をもつが分散は前者が大きくなり,収れん角565.88°(l=3),909.02°(l=5)の装置にやおける分散は,π√2万型の4に対し,それぞれ21.5,50.6となる。さらに対称平面内で,それぞれ正負の等しい大きさの角度で放射された2電子の軌道の交点の軌跡と円軌道とのなす角農も計算している;図4表3参5(四方隆)