抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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competitive protein binding analysisによる血中thyroxine量の測定用のTetrasorb-125の基礎的ならびに臨床的検討を行なって次の結果をえた。1)被験thyroxineはethanol抽出操作以外ではほとんど損失がなく.回収率の補正には抽出率の補正のみを行なえばよい。2)ふ置条件は2~4°C,1時間が適当である。3)kit付属のresin spongeTの吸着能はlotによって異なるので,異なるlotへの転用は避けるべきである。4)Tetrasorb値10μg/l00ml以下を測定する場合には
125I-T
4-TBG液の希釈液を用いた方が.精度および再現性に優れている。5)正常者のTetrasorb値は6~13μg/100mlに分布し,甲状せん機能こう進症,甲状せん機能低下症とは重なり合いが少なく,よく甲状せん機能を反映した。しかしながらTBGに変化をきたす状態ではTetrasorb値も変動するため,甲状せん機能を表す指標としては,free T
4indexを用いる方がよい。6)Tetrasorb値は甲状せん機能こう進症に異常高値を示すものがあり,また甲状せん機能低下症では低値に過ぎる傾向がある。従ってこれらの場合にはそれぞれ抽出液を減量あるいは増加して,標準曲線の直線部分で測定することが望ましい(原報)