抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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日高山脈から東では油徴・ガス徴が数か所に見られるだけで既存油田は全くない.しかし,白堊系の探鉱がとり上げられ,1957年以来,重力探鉱・地震探鉱・磁気探鉱が行なわれ,平原下数か所で背斜構造を見出した.特に西別構造には重力探鉱・反射法の概査および精査,さらに屈折法が実施され,1963年この地方で初の試堀井,西別SK-1が層序試錐の目的をかねて堀さくされた.この試堀は白堊系に堀り込む目的は達したが,その岩相は火山岩で出油をみることができなかった.本報文は,西別試堀にいたるまでの経過について述べているが,西別の試堀位置は根室一釧路高重力,高磁力地帯の勢力圏に近すぎた感があり,これらの激しい異常から離れた場所,少なくとも矢臼別構造,あるいはもっと北方に集油構造を求めることが今後の問題と思われる.