文献
J-GLOBAL ID:201602004848264710   整理番号:71A0376921

中鎖脂肪の血糖降下作用とインシュリン分泌作用

著者 (1件):
資料名:
巻: 60  号:ページ: 115-124  発行年: 1971年 
JST資料番号: F0916A  ISSN: 0021-5384  CODEN: NNGAA   資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN) 
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
中鎖脂肪(I)が直ちに中鎖脂肪酸(II)として吸収されることに注目し,IIまたはその代謝産物のインシュリン分泌作用,血糖降下作用を証明せんとして,工をヒト,ウサギに経口投与またはラットすい臓切片と培養した.Iにより肝硬変群に有意のインシュリン分泌が認められた.血糖はIによって減少することが,正常人群と中等症以下の糖尿病患者に認められた.Iにより正常群,肝硬変群,糖尿病群ともに遊離脂肪酸の減少,トリグリセリドの不変化を示した.正常群,糖尿群はIにより空腹時の約5倍のケトーシスを生じた.アロキサン糖尿ウサギでは1により糖の利用を促進した.II(オクタン酸ナトリウム),IIの代謝産物であるβ-オキシ酪酸ナトリウムおよび酢酸ナトリウムは試験管内でインシュリン分泌作用を示した:参20
引用文献 (20件):
  • 1) P. J. Randle, P. B. Garland, C. N. Hales and E. A. Newsholme: The glucose fatty acid cycle, its role in insulin sensitivity and the metabolic disturbances, Lancet, 1: 785, 1963.
  • 2) S. S. Sanbar and J. M. Martin: Stimulation by octanoate of insulin release from isolated rat pancreas, Metabolism, 16: 482, 1967.
  • 3) N. J. Greenberger, M. Tzagourns and T. M. Graves: Stimulation of insulin secretion in man by medium chain triglycerides, Metabolism, 17: 796, 1968.
  • 4) 熊野博之:βオキシ酪酸に関する研究(1)酵素を用いたβオキシ酪酸の定量法(2)MCT Oi1とアセトン体代謝,糖尿病, Vol. 14, 1971,印刷中.
  • 5) D. S. Amatuzio, F. L. Stutzman, M. J. Vanderbilt and S. Nesbitt: Interpretation of the rapid intravenous glucose tolerance test in normal individuals and in mild diabetes mellitus, J. clin. Invest., 32: 428, 1953.
もっと見る
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る