抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
資本の概念が同じ社会科学でありながら,経済学,経営学,会計学それぞれにおいて全く別の概念としては握されている。本稿では,このように分裂した資本概念の意義を検討する。たとえば経済学においては,とくに資本主義社会での資本は,貨幣(G)にはじまって貨幣(G)に終わるものとしてとらえられる。経営学における資本は,一方では経営内における機能形態である機械や原料に姿をかえ,他方では“株式”という擬制資本に変容する。また簿記,会計学上の処理では.資本の本態としての機能形態を借方に表示し,資本の始点形態あるいは,帰属形態を貸方に“資本”として表示する