抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ヤギ脳皮質リボソーム粒子をメスカリン硫酸塩で処理すると,リボソーム粒子は,たんぱく質,RNA,酸可溶性ヌクレオチド,ニンヒドリン陽性物質を遊離しながら,こわれやすくなる。また,リボソームに存在している酵素活性を失ってしまった。メスカリン処理した皮質切片のリボソームは,トリプシンまたはRNA分解酵素の存在下においてすみやかに分解してしまった。しかしながら,メスカリンは,リボソームに対して化学的なあるいはヌクレオチド組成の変化は起さなかったし,リボソーム粒子に特徴的な紫外線吸収の変化も起さなかった;写図1表4参57