抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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γ線処理によるタマネギの発芽抑制試験を,42年産“札幌黄”,43年産“泉州黄”,“札幌黄”を周いて行なった。1.“泉州黄”の場合,収穫から照射処理までの経過時問が60日以内なら,7Kradでほぼ完全に発芽を抑制することができた。腐敗率は未照射試料より照射試料の方が少なく,また15Kradより7Krad照射区の方が少ない。以上のような発芽,腐敗球を除いて,収穫後8カ月目の健全球率を比較すると,未照射のほとんど0に対して,照射したものは常温貯蔵区で23.8~47.0%,5°C貯蔵区で49.1~84.3%と非常に高い値を示している。2.“札幌黄”は42年産,43年産のいずれも最高線量15Krad照射した試料でも未照射試料の発芽率との問に差がなかった。また未発芽のものも半割にしてみると内芽が伸長しており,これらのことから15Krad以下の線量では“札幌黄”の発芽抑制は不可能と思われる。このような放射線抵抗性の強いタマネギは,未だ報告されていない