抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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(n,γ)反応により生成された放射性同位体の純度を効率よく管理するためにターゲット物質の予備検査で中性子照射の生成物の放射性純度を損う恐れのある不純物の存在を確認する必要がある。上記目的のためのターゲット物質の純度を満足にチェックすることのできる簡単な分析法は存在しない。本研究に採用された方法は第一段階として放射性不純物量の大略の推定を行なうため中性子放射化によるβ崩壊およびγ線スペクトルの測定であり,これにより各不純物を分離して正確に測定するための功妙な分析を行なった。この方法は金を含む31種のターゲット物質に応用され,ほとんどのターゲット物質は主な構成元素として同一の族の元素を含んでいること,アンチモンはほとんど全ての金属物質中に存在することをつきとめた。この研究からまた次のことが明らかになった。短寿命核種としては
24Na,
64Cu,
56Mnが,また長寿命核種としては
51Cr,
65Zn,
60Co,
192Irおよび
110mAgが(n,γ)反応により生成される放射性同位体を汚染する最も可能性のある不純物である