抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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体重1kgあたり100μCiの
3H-テス,トステロンを正常マウスの皮下または腹こう中に1回注射し5,10,15,30,60分後に動物を殺して臓器内の放射能分布を調べると前立せん前葉に相当量の放射能が見出された。この臓器への放射能分布は腹こう中に注入した動物の方が皮下注射を受けた動物よりも多い。また放射能は注射後15分で最高値に達し以後時間の経過と共に漸減する。注射後5分では大部分の放射能は前立せんの1000gで沈殿する分画に見出され少量の放射能は100,000g上清にも見出されたが100,000gで沈殿する分画中の放射能は極めて少なかった。動物を去勢し同様の実験を行なうと前立せん中に取り込まれる
3H-テストステロン量は増加するがこの増加は動物去勢後3日目までは起こらない。去勢後3日~9日間では対照動物の約2倍の
3H-テストステロンの取り込みが前立せんで検出された(一井昭五);写図2表1