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J-GLOBAL ID:201602005450207950   整理番号:70A0372206

原子吸光法によるカドミウム,鉛,亜鉛の分析法 II 河川底質,水田土壌の分析における同時抽出法

著者 (6件):
資料名:
巻: 25  号:ページ: 230-235  発行年: 1970年 
JST資料番号: F0882A  ISSN: 0021-5082  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN) 
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河川底質,水田土壌中のCd,Pb,Znの定量法として,アルカリ溶融-ジチゾン四塩化炭素抽出-原子吸光法を用いた.ジチゾン四塩化炭素によるCd,Pb,Znの同時抽出法におけるpHは9.5が適当である.ジチゾン錯塩の四塩化炭素溶液を酸化分解してえた回収率は73~95%と低かったのに対し,塩酸による逆抽出は99.2~104%と良好な結果をえた.3金属の錯塩生成時の優先順位はCdが最も早く,ついでPb,Znでこの両者の間に大差はなかった.本法で神通川流域を中心とする河川底質,水田土壌の分析を行なった結果,神岡鉱業所排水口付近およびイタイイタイ病発生地区周辺にはCdを主とする重金属が多いことを明らかにした.またPbなど微量成分の場合に本法ではやや感度が悪く,APDC-MIBK法またはAPDC-クロロホルム法により感度が向上することを確認:参13
引用文献 (13件):
  • 1) 富山県: 富山県地方特殊病対策委員会報告書 (1967).
  • 2) 日本公衆衛生協会: イタイイタイ病の原因に関する研究 (1968).
  • 3) 岩崎岩次: 分析化学概説, p. 211, 学術図書出版社, 東京 (1962).
  • 4) 武内次夫, 他: 原子吸光分光分析法, p. 75, 南江堂, 東京 (1964).
  • 5) 厚谷郁夫: 原子吸光分析法による金属中の微量亜鉛の定量, 日化, 88, 179 (1967).
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