抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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河川底質,水田土壌中のCd,Pb,Znの定量法として,アルカリ溶融-ジチゾン四塩化炭素抽出-原子吸光法を用いた.ジチゾン四塩化炭素によるCd,Pb,Znの同時抽出法におけるpHは9.5が適当である.ジチゾン錯塩の四塩化炭素溶液を酸化分解してえた回収率は73~95%と低かったのに対し,塩酸による逆抽出は99.2~104%と良好な結果をえた.3金属の錯塩生成時の優先順位はCdが最も早く,ついでPb,Znでこの両者の間に大差はなかった.本法で神通川流域を中心とする河川底質,水田土壌の分析を行なった結果,神岡鉱業所排水口付近およびイタイイタイ病発生地区周辺にはCdを主とする重金属が多いことを明らかにした.またPbなど微量成分の場合に本法ではやや感度が悪く,APDC-MIBK法またはAPDC-クロロホルム法により感度が向上することを確認:参13