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J-GLOBAL ID:201602005472835628   整理番号:71A0375744

口こう内における真菌の動態とその意義

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資料名:
巻: 20  号:ページ: 246-251  発行年: 1971年 
JST資料番号: F0912A  ISSN: 0029-0297  CODEN: NKOGA   資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN) 
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真菌は口こう粘膜,歯あか,う窩,抜歯窩に検出され,検出率は総体的にみて38.23%であり,Candida al-bicansか最も多く,糸状菌ではPenicillium,Aspergillusが多かった.抗生物質を長期間用いると耐性菌の出現をみ,検出率は一般の場合の2倍にふえた.放射線の治療によって検出率は低くなる傾向であった.う窩から酵母菌類が高い検出率で見出され,乳酸菌と共存して酸産生量が著増することは真菌がう蝕進行の重要な一因であることを示す.他種病原菌に対する抗菌作用はCandidaでは91.7%に,Torulopsisでは93.5%に,糸状菌では43.8%で発育抑制を示した.抗しゅよう作用は対照群に比べ,しゅよう発育に伴う体重増加の抑制を示す菌株がみられた.病原性はないが担がん体では負担になり命を縮めた例かあった.
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