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J-GLOBAL ID:201602005561924260   整理番号:61A0161575

60Co放射線の影響下にある脱ガス水溶液中における過酸化水素の生成。本実験法の平均収量に対する陽イオン水和エネルギーの影響

On the formation of H2O2 in deairated aqueous solutions under the influence of Co radiation.The influence of hydratation energy of cations on the average yield of the investigated process.
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資料名:
巻: 1960  号: 181  ページ: 1-20  発行年: 1960年 
JST資料番号: D0040A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ポーランド (POL) 
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脱ガスされた溶液中に存在するいろいろの陽イオンの水和エネルギーと60Coγ線により生成する過酸化水素の収量との関係をFranck-habinowitschの“cage effect”の観点より調べた。実験には6,600cの60Coを用い,6.67×1015eV/m⊥.secの線量率で照射した。溶液は硫酸,硫酸リチウム,硫酸ナトリウム,硫酸カリウム,硫酸マグネシウム,硫酸セシウムのいろいろの濃度のものについて行なった。生成した過酸化水素の定量はポーラログラフ法によった。0.2molの硫酸溶液中での過酸化水素と照射線量との関係はN=4.03D0.834なる式で示される。陽イオン溶液については,線量と生成過酸化水素との間に直線関係はなく,線量が増大すると次第に平衡値に近づく。またいろいろの陽イオンの濃度と生成する過酸化水素の収率との関係は二つの特徴ある部分に大別される。すなわち,初めの部分では濃度の増大と共に収率も急激に増加して最大値に達するが,しかし約0.2molを越える付近から濃度の増加と共に収率は陽イオンの種類に依らず,互に平行に直線的に徐々に減少し,各陽イオンの濃度Cおよび水和エネルギーQと生成過酸化水素の収率との関係が次式で示されるようになる。G=1.2Q-0.29-0.062c(Q:kcal/mol,C:mol/l)ただしこの関係は濃度が0.2~1.0molの間で成立する;図17表2参25(沢井)

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