抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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大形電子計算機を使って,反射形クライストロンの反射空間の電位分布.電子軌道.電子走行時間,電子アドミタンスをリペラ電極の形状および空間電荷効果を考慮して解析を行なった。解析は24GHz帯反射形クライストロン(24V11)について行ない,空間電荷効果により電子軌道は大幅に変化し.空間電荷効果を無視できないことを示した。電子走行時間も空間電荷効果を考慮した時としない時の計算を.電子流を円筒電流に10分割し,そのおのおのについて求めた。電子アドミタンスは単純理論ではりペラ電圧を零に近づけると単調に増加するが.計算で得られた電子アドミタンスはりペラ電圧を零に近づけても大きくならずにリペラ電圧に最適値のあるものがあることが解った。計算で求められた電子アドミタンスは共振法で測定して得られた値と傾向が良く合ったことを示した。この手法を用いて24GHz帯クライストロンの改良を試みた。リペラ電極形状を変えて電子アドミタンスが大きくなるような形状を求め.試作管を製作したところ,発振出力も電子アドミタンスと同様に増加し,本論で述べた方法が設計時間の短縮.さらにはりベラ電極の最適設計に役立つことが確認された;写図13参9