抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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34°C,30分の熱処理でTetrahymena Pyriformisを同調し,160分毎に28°Cの至適成長温度に移した。この同調系で,全細胞は分裂後直ちにDNA合成を開始した。DNA複製の過程はBUdRとりこみで追跡した。同調S期の種々の時間に単離したDNAをCsClこう配遠心した後,非複製DNAに対する新複製(BUdR標識)DNAの分布をしらべると,培養の全DNAは一同調S期に複製し,75~90分続くことがわかった。これは単一細胞のS期(60分)と時間的なずれ(15~30分)によるものであった。各同調S期に全DNAは一回だけ複製した。DNA分子が-S期に複製する過程が,次のS期にも繰返されるかどうかをしらべるために,DNAをS期初期,後期に
3H-チミジンでパルス標識し,この標識DNAの次の複製を時間をおって追跡した。その結果標識DNAの第2回めの複製はS期全期を通して行われ,あるS期の複製過程は次のS期には繰返されないことがわかった