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J-GLOBAL ID：201602005683550492   整理番号：70A0291724

長野県下伊郡大鹿地方の三波川帯・秩父帯の地質及び構造

著者 (1件)： 渡辺てる夫
資料名： 地質学雑誌  (Journal of the Geological Society of Japan)
巻： 76  号： 8  ページ： 373-388  発行年： 1970年 
JST資料番号： F0528A  ISSN： 0016-7630  CODEN： CHTZA5  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本地域の地質および構造の調査の結果をまとめた。従来,三波川帯および秩父帯としていたものは,戸台構造線によって境されるが,三波川変成作用は変成鉱物形成の点からも,変形運動の点からも,秩父帯に及んでいる。みかぶ緑色岩は,いくつかの貫入岩類を伴うが,主体は火山性たい穂岩である。走向はN10°E~N30°E,傾斜は三波川帯は東落ちの急傾斜,秩父帯は緩傾斜となっている。S₁面およびS₂面の走向および傾斜は,ほぼ同様な傾向を示す。秩父帯の背斜・向斜の形成とS₂面の形成は必ずしも同一時期ではない;写図26表1参27

シソーラス用語： しゅう曲構造 ,  ファブリック解析 ,  古生界 ,  広域変成帯 ,  地質構造
準シソーラス用語： ゲヒューゲ解析 ,  ゲヒューゲ解析(古生界/長野県下伊那郡) ,  しゅう曲構造(三波川・秩父帯/長野県下伊那郡) ,  古生界(地質構造/長野県下伊那郡) ,  広域変成帯(三波川・秩父帯/長野県下伊那郡) ,  三波川・秩父帯 ,  地質構造(古生界/長野県下伊那郡) ,  長野県下伊那郡

引用文献 (26件)：

• DE SITTER (1956), Structural Geology. HcGraw-Hill, New York.
• 橋本光男 (1960), 長野県上伊那郡長谷村地方の変成岩. 国立科博研報, 第47号, p. 104-115.
• 秀敬 (1961), 別子白滝地方三波川結晶片岩の地質構造と変成作用. 広島大学研報, no. 9, p. 1-87.
• IIZUMI, S. (1968), The Ogawara Ultrabasic Intrusion, Nagano Prefecture in Central Japan (Part I). Chikyu Kagaku, vol. 22, p. 267-273.
• 石井清彦•植田良夫•島津光夫 (1953), 長野県赤石山系の地質及び岩石. 岩鉱, vol. 37, p. 123-130.

タイトルに関連する用語 (5件)： 長野 ,  地方 ,  三波川帯 ,  秩父帯 ,  地質