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J-GLOBAL ID:201602005689563421   整理番号:69A0313769

放射性ストロンチウムとアルギン酸

著者 (1件):
資料名:
巻:号:ページ: 208-211  発行年: 1969年 
JST資料番号: G0527A  ISSN: 0453-073X  CODEN: KASEAA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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かっそう類成分として多量に含まれ,また食品添加物として利用されてきたアルギン酸が,放射性Srとかなりの親和性のあることおよびその性質を利用して放射性Srの吸収抑制の可能なことを過去の情報により検討し概説した。海産生物体中のSr/Ca比を比較すると,かっそう類は他のそう類や動物体のそれの1けた近く高い。アルギン酸をinvitroにSrとCaに結合させても,Srをやや大きい比率でとりこみ,アルギン酸の構成成分となっているグルクロン酸とマンヌロン酸のうち前者の多いアルギン酸ほどSrに対する親和性が強い。放射性SrとCaを動物に経口投与する際,アルギン酸塩を添加しておくと,放射性Srの体内への蓄積が抑制され,Ca吸収にはそれ程影響を及ぼさない。これはアルギン酸が放射性Srと結合し,吸収され難い形になるためであり,投与するアルギン酸には,グルクロン酸成分の多いものを用いるほど効果が大きい。これは人体実験でもたしかめられており,天然に存在するアルギン酸のグルクロン酸成分は多くて70%程度であるから,アルギン酸を加水分解してとくにグルクロン酸の多い(97%)オリゴウロニドを人工的に作り,これを投与した時の効果は最も大きかったことがたしかめられている。なお毒性,副作用の点では,食物の成分であり,かつ食品添加物として長く利用されてきた経験からみて安全度の高いものと考えられる(著者)
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