抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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′57年5月23日に箱根強羅地区の一部の温泉の温度が急に上昇し,この異常現象は5か月後に急激の泉温低下するまで続いた.地球化学的調査より,この異常現象の原因は早雲地獄地熱地帯の地下に発生し,強羅,小涌谷に移動したと判定.溶存シリカとNaCl量が熱水温度とともに著しく増加し,これより,地中の温泉帯小層中の温度が20~30°C上昇していることが示きれる.逆にSO
42-,ΣCO
2,Ca
2+,Mg
2+が相対的に減少.NaClの変動は箱根火山の地熱活動の消長に関係している:参4