抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ハモルスキー試験は甲状せんの機能状態を知る方法の中で試験管内で行なわれるため患者を放射線で照射することがなくまた外より投与した多量のよう素存在下にも測定出来る唯一の方法であるということのために興味が持たれて来ている。ここで用いられた方法は旧い方法で用いられている吸着剤を透析膜に置き換えこれによって遊離放射性ι-トリョードチロニン-
131I(T
3-
131I)をインキュべートした後にたんぱくと結合したホルモンからの分離を行なわしめる。連続的透析の自動記録を行ない比較対照血しょうと連続的に比較することによって分析装置により両者の差を求めることが出来る。このようにして精度の高い結果を得ることが出来た。この方法の厳密な検討のために,1966年からほとんど400例にものぼる患者について測定を行なったがこの自動化されたハモルスキー試験は甲状せん機能検査の一般法として採用し得ることがわかった。この方法とレジンを用いた人手による方法との利点欠点を詳細に検討した(一井昭五)