抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
簿いβ線源用の試料を調製するための分離法。分離対象の試料は,YまたはSrCO
3のターゲットを高エネルギー陽子で照射したもので,ターゲット物質のほかに,Rb,Br,As,Ge,GaおよびZnをそれぞれトレーサ量含んでいる。試料の放射能は1Ci以上もあるので,以下の操業はマニプレータを用いて行なった。分離操作の手順は以下の通り。まづ照射ターゲットを,HClまたはHBrの水溶液にとかす。溶液を蒸留器中にうつし,Br
2を少量含んだ濃厚なHBr溶液とアルカリまたは水を順次加え,Seを揮発性の水素化物として蒸留する。得られた無担体のSeをTeの塩化物または臭化物を10mg/mιの濃度で含んだHCl溶液中でTeと共沈させる。ついで,テフロンにTBPを有機固定相として吸着させたものをつめたカラムを用いて,分配クロマトグラフ法によりTeとSeを分離し,Seの無担体溶液を得た。分離されたSe溶液の純度はGe(Li)検出器によるγ線スペクトルでしらべた(久米三四郎)