抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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アポロ11号の持ち帰った月の粉じん(10・084,89)と岩石(10024)について1.8~600。Kの温度範囲にわたってメズバウア効果の測定を行った。線源はパラジウム金属中の25mCiのs7CQを用いた。吸収体としての資料は100~200μmの大きさにみがき,べllリウムはく上に均一に沈殿させマイラーで覆って使用した。鉄を含む主な化合物は輝石とチタン鉄鉱であり,わずかな存在の物質として金属鉄とトロイライト(FeSし。。)があることが判った。粉じんおよび岩石の鉄の含有量はそれぞれ24%.39%と決定された。メスバウアスペクトルの主要なピークのアイソマーシフトおよび四重極分裂強度の温度依存性を調べ,これより2‘の鉄イオンのみが存在することを確めた。低温においてチタン鉄鉱石は反強磁性の相転移を示し,輝石は長いスピン格子緩和時間の影響によってピークが分裂することが観測された。電子顕微鏡,電子回折,磁化率測定,X線回折の実験結果をまとめメスバウア効果の測定結果と比較し.粉じんと岩石の起源が異る可能性があることを議論した;写図13表1参13